ミニメイドそうじろうブログ② 日本で家事代行サービスが誕生したのはいつ?誰が始めたの?
一軒目に訪問したお客様宅は表参道にある立派な家でした。
三人で1時間9000円というお値段です。
中々帰ってきませんでした。夕方になってようやく帰ってきました。1時間の約束の仕事でしたが、慣れないせいもあり5時間以上かかってしまったとのこと。大反省をして、仕切り直して時間にチャレンジしました。
徐々に良くなりお客様の期待も超えるようになり、長くご利用いただきました。
1983年10月号の家庭画報に取り上げられたことで、色々と取材をしていただきました。
毎日新聞の家庭欄やNHKのニュースでも取り上げてくれました。
このような流れと、男女雇用機会均等法の成立などもあり、女性が外で活躍する社会が動き出しました。
当時は、電話やチラシや宣伝で来た仕事を何でもしていました。
言葉を悪く言うと、「ダボハゼ」でなんでもやるという感じで売り上げを伸ばしていました。
1984年の年末に女性スタッフが、社長私の指を見てください。ボロボロでしょ。油が沁み込んでいる汚い指ですよねと言われました。
洗っても手入れをしても追いつかないくらい、換気扇の油汚れを落とす仕事が多くありました。
この意見はすごく気になりました。実はこの意見が経営戦略を変えたといってもいいかもしれません。
1985年3月2日に資本金3000万円でミニメイド・サービス株式会社を設立しました。
それから、方向性を変えて「富裕層のお客様に定期的に高品質なサービスを提供する」と明確に打ち出し、それ以外をやらないという絞り込み経営に徹しました。
この指導をしてくれたのが、ISKコンサルティングの飯塚先生です。毎回徹夜での議論が続きました。
富裕層しかやれない会社というくらいに絞りに絞って経営をしています。
もっと売上伸ばせるんじゃないのと言われることもありますが、「特定少数のお客様に最高のサービスを提供する」という強い考えで経営を進めています。
この仕事は会社設立と同時に全国に広がっていったんです。
続きは、ブログ3で紹介します。