ハウスキーピング協会から16
2018.04.04
代表的なメモリーはやはり写真でしょう。
筆者の父は86歳で突然天に召されました。あまりにも突然であったため、身の回りの整理に大変多くの時間を要しました。
その膨大な片付け仕事の中でもっとも困ったのが写真です。父の生きてきた時代は写真の価値が非常に高いことはおわかりでしよう。
今のようにデジタルでバシャバシャと写真が撮れる時代ではなかったのです。
そのため父は若いころから撮った写真を一枚も捨てておらずその数は数千枚にもなりました。
その写真が一ヶ所においてあればまだ楽なのですが、なんと家中の隙間や、箱の中に無造作に置かれていたのです。
しかしおそらく父が元気な時に、写真片づけていらないモノを捨てれば・・・という提案をしても、お前には関係ない、口を出すな・・・と叱られたでしょう。
メモリーの存在がいかに片付けに影響しているかの一例です。(つづく)