ハウスキーピング協会から 11
「製作者の意図」とは文字通りモノを作った人の気持ちを推し量るということです。世の中に存在する人工的に作られたすべてのモノには制作者がいます。製作者を便宜上デザイナーと呼び変えてみましょう。皆さんが来ている洋服のデザイナーは、こんな季節に、こんな人に、こんな状況で着てもらえたら…を想像して洋服をデザインしたはずですよね。その洋服を手に入れた人が、デザイナーの意思に近い状態でその服を着てくれたら「製作者の意図」はかなえられたことになり、モノと人との関係はGoodになるという訳です。
また「ストーリー」もアドバイザー独特の解釈です。モノにはそれが自分のところにやってきた経緯があります。どこどこで買ったとか、だれだれに貰ったとか…どんなにつまらないモノでもこのストーリーは必ず存在します。つまりストーリーには大小があり、とても強くなると人に対していろいろと面白い影響を与えてくれます。(つづく)