ハウスキーピング協会から 26
前回まで書いたモノの性質は、アドバイザーのロジックではモノ側から発しているエネルギー、またはメッセージとして捉えるように仮説を立てています。モノの持つストーリーを考えたりモノがあたかも持っているようなストーリーをメモリーとしているのは実はすべて人間なのですが、これをモノ側から発しているエネルギーと仮定すると不思議とモノたちがあたたかも生きていて人間にメッセージをくれているような錯覚にとらわれるものです。この錯覚がモノと人との関係改善に大いに役立つと考えています。
モノ側から出ているエネルギーやメッセージはもう一つあります。前述した制作者の意図です。製作者はモノを明確な目的のもとに制作します。人間が生きて生涯を全うするように、モノもそれぞれに生まれた使命があるというわけです。このモノと人との関係をよくするために私たちアドバイザーはモノと人との関係領域を深く県杞憂することにしたのです。(つづく)